【単体考察】汎用控えめHSカプ・レヒレ
皆さまポケモンライフいかがお過ごしでしょうか、めるずです。
相変わらず私は我が嫁ポケ、カプ・レヒレと共に潜っております(え、肝心のレート?知らんな)。
今回はそのカプ・レヒレのいつも私が使っている型を紹介、提案させていただきます。
では早速。
>控えめHSカプ・レヒレとは?
←黒いレヒレちゃんもオサレ。
私は元々サイクル戦が好みで、それに噛み合った性能を持つレヒレが好きである。高い耐久力と、低くはない特攻と素早さ。有利不利が分かりやすいタイプ。
さらに特性ミストメイカーとS85からの挑発で搦め手がメインとなるポケモンを封殺することまで可能。本来はレヒレに対し有利な筈のドヒドイデも挑発+瞑想/怒りで一気に不利対面へと変化するのが良い例。
私も元は控えめHC、図太いHBベースのレヒレを使っていたが、とあるポケモンが壁になった。
キノガッサである。
タスキも潰してあるのに上からタネマシンガン食らって負け…というのがよくあった。怒りのあまり控えめCSベースに切り替えてみたものの、今度は持ち前の耐久が一気に落ちてサイクル不利になることが多かった。
困った。
そこでこのHSカプ・レヒレ。要するに最速キノガッサまで抜いておいてHPはそれなりに確保しておく、というもの(準速ガッサ抜きも試したことはあったがそういう時に限って最速個体と遭遇したり、最速テッカグヤにやどまもされて降参に追い込まれたり)。ということで筆者は確実にガッサを抜いておかないと落ち着かなくなった。
それがこの下の調整である。
>型紹介
控えめHS型①
基礎データ
性格…控えめ
特性…ミストメイカー
持ち物…ピンチベリー(フィラ以外)、食べ残し、ミズZ、ジャポのみなど
基礎ポイント
H212(172)-A×-B4(136)-C36(132)-D20(153)-S236(135) ※()内は実数値
H 16n-4かつ4n
C 11n
S 最速キノガッサ抜き
HB A特化メガボーマンダの捨て身タックルでピンチベリー確定発動、A特化メガリザXのA+2フレアドライブでピンチベリー確定発動
HD C特化FCロトムの10万ボルトをD+1で45.3~53.4%、D+2で34.8~41.8%(2連瞑想でピンチベリー確定発動)
技
波乗りorハイドロポンプ
瞑想
挑発
他の技候補: 自然の怒り 凍える風 冷凍ビーム 目覚めるパワー炎 はたき落とす など
この型で比較的有利になるポケモン
タスキを潰したキノガッサ@<タスキがあれば世界の終わりも怖くない
HBサンダー<マンダなんぞ余裕じゃけえw
草以外のFCロトム(冷蔵庫?扇風機?知らんな)
…など
解説
HSに寄せた型。ちなみに臆病で同じSラインに合わせても同じ数値になる。
役割は多彩で、
①低速高耐久ポケモンへの崩し
②特殊中火力ポケモンを瞑想で詰ませる通し
③水&フェアリーの範囲を活かした本来の得意分野であるサイクル戦のパーツ
④バトン先のエース
…などになれる。
しかし控えめでありながらCには36しか割いておらず、この足りない火力は積んで埋めることになる。HPはカバルドンにも良く出す都合上、176だと1/16ダメージが1大きくなるので172で止めておいた。
持ち物はピンチベリーとしたがよりアタッカー型にしたい、またはより瞑想するヒマが多くあるならハイドロポンプの水Zでも良いと思われる。食べ残しはより長期的なサイクル戦を想定するなら(エース運用も想定し、殴り合いをするならあまりお勧めはしない)。ジャポはガッサを確実に狩る為。その他、ピンチベリー確定発動ラインは結構メジャーな所なのでカムラ、ヤタピなども面白いかもしれない。
技もほぼこれで確定。水とフェアリーの技範囲が広いのは周知の通り。もし入れ替える余地があるなら瞑想くらい。
この型の強みはドヒドイデは勿論のこと、HBサンダーも起点に出来るという点。要するにボーマンダと一緒に入れておくと出てくるサンダーはレヒレで見られるということ。尤もボルチェンで逃げられるが。だがパーティによっては(ボーマンダにはサイクルで勝負してくることが多い為)、その後ろのポケモンもレヒレの起点になりうる場合もありそこから3タテまでも十分ありうる。また同様の理由でヒトムミトムもHCや少しBに振った型が多く出て来るため、大概は起点に出来る。メガネ、メガネorスカーフトリックに注意。
ちなみにC147コケコのエレキフィールド補正10万ボルトはこの調整だと高乱数耐え(87.5%)。やっぱ硬いぜレヒレちゃん。
ただしナット、バナ、バレル相手には素直に逃げた方が良い。
控え目HcS型②
基礎データ
①と同じなので略
基礎ポイント
H212(172)-A×-B4(136)-C116(143)-D12(152)-S164(126)
H 16n-4かつ4n
C 11n
S 最速テッカグヤ抜き抜き
HB A特化メガボーマンダの捨て身タックルでピンチベリー確定発動
技
省略
比較的有利になるポケモン
HBサンダー
草以外のFCロトム
(氷Z以外)ドヒドイデ
…など
キノガッサは確実に勝てる保証が無いので略
ロトム軍団もSを下げているので抜かれる可能性もある。
解説
ほぼ上の①と運用は同じ。最速キノガッサを切る、あるいは他のポケモンで対応出来るという方にどうぞ。
より火力に振り直してみた型。ただ正直メジャーどころの仮想敵の振れ幅は変わらないので、実際のところSラインは135の方が良いと個人的には思っている。
>相性の良い味方
鋼タイプ(主に格闘技等倍以下)
補完に良好なのはこの辺り。要するにキノガッサに強い枠。レヒレの苦手な草と毒を受けられる。一方彼らの苦手な炎、地面、格闘、悪の大方にレヒレは有利を取る。レヒレミラーが発生した時でも比較的押し切りやすいのもポイント。ただし共通点としてリザY、ウルガらに弱い。
前3匹は先制技も持つのでレヒレの半端な素早さ、火力を補うことができる。グロスは岩封を入れておくとリザYにも有利を取れる。ガルドは毒型以外がベター(私は剣舞の鋼Z、霊Zか珠で運用)。ハッサムは補完の他に憎っくきサイコフィールドを奪えるシナジーがある。ナットは補完が完璧で、宿り木で体力管理もしやすい。カグヤも宿り木による体力管理の他、電気以外の補完が優秀(これにリザXを加えたパーティも前期結果が出ている)。
地面、電気の一貫を切れるポケモン
上の鋼タイプとの組み合わせにさらに補完を付けるなら。彼らはレヒレ+鋼で重くなるリザYに有利。またミミッキュにも交代技を刺せる。
リザYを重く見るならレボルトorヒトム、ミミッキュを重く見るならランド。ヒトムはヒトムレヒレの並びが出来る。
物理エース
このレヒレはサイクルだけでなく崩し要員にもなれる汎用性を持つ。物理受けで止まりやすい彼らに対して起点にした後崩しに行ける。
マンダは地面の一貫を消せ、鋼タイプとも相性が良い。バンギはバンギレヒレの並びが出来るのでサイクルに持ち込んでも強い。リザXもレヒレと補完が良好。バシャはレヒレの苦手な相手に軒並み強く、加速等をバトンしてレヒレのサポートも出来る。
特にリザXはレヒレ+鋼で止まる相手に軒並み有利。ただしフィールドの竜技弱体化の効果だけアンチシナジー。
>出せそうで出さない方が良い相手
レボルト
流石に火力が高すぎる。
電気組では耐久振りメガライボルトがギリギリ起点化出来るライン。
追記:と思ったら耐久振りのレボちゃんも結構いるので型を見間違えなければ起点に出来る(というか筆者はこれに対面から勝った実績有り)。
化けの皮早く弱体化して下さい。普通に起点化される。
ヘビボンの火力で押し切られる。
ラッキー
このレヒレは耐久潰しになると書いたがコイツだけ例外。地球投げで押し切られる。物理型レヒレとかいうとんでもないものでも持ってこないと無理。
素直にガルドバック安定。
あとカビゴンもほぼ無理ですね。
>使用感
このレヒレは汎用性が高いのが持ち味。広い等倍範囲に特性&挑発で耐久型を封殺したり、抜かれてると思っていなかったらしいキノガッサを葬ったり、はたまた半端な抜群技すら起点にして詰ませてしまう。
欠点として素の火力は低いので物理ポケモンの 起点化を許すこと、単純な撃ち合いには負けやすいということが挙げられる。その為サイクルのパーツ、あるいは何らかの隙を突いて瞑想を積んで通しor詰ませを狙った方が良い。
具体的な例を挙げる。初手ヒートロトムと対面した際のエピソード。
こちら先に動き瞑想
→お相手ボルチェン
→3割ほど削られる(恐らくC特化ではない)
→ドヒド来る
→挑発で起点化
→お相手ロトムバック
→こちらその間にまた瞑想
→こちら先に動き波乗りでロトム落ちる
→お相手降参
ということがあった。多分お相手はロトムが抜かれているとは思わなかったことと、レヒレはドヒドとロトムで見られるだろうと思っていたからだとは思われるが、両方ともレヒレのエサです(こういう瞬間ですよね、ドヤ顔したくなるのは)。
対面構築で穴になりやすい受けポケモンなどの大半を任せられる為、ドヒドイデなどに苦杯を舐めている方にお勧め。水タイプで崩し要員としては他に激流ゲッコウガなどが挙げられるが、フィールドと耐久力で差別化は可能。
>以上です
ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事が読まれた方の何らかの参考になれば幸いです
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